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MobilisAlignTM公式サイトです。
MobilisAlignを多くの方に知ってもらいたいと思い、このサイトを作りました。
さらに臨床と研究を進め、さまざまな方に役立てていただける形へと育てていきたいと思っています。
​ここでは、MobilisAlignの考え方やアプローチ、その背景にある機能解剖学的な仮説、今後の夢などについてご紹介します。

MobilisAlignとは
MobilisAlignは、Mobility(可動性)につながるラテン語のMobilisと、Alignment(アライメント / 骨格配列)を整えるという意味を持つ英語のAlignを組み合わせて、

「組織の可動性を高めて身体が本来の動きと機能を発揮できるアライメントへ導く」

という概念を表しています。

用語説明

アライメント

骨格や骨の位置関係を表す言葉で、姿勢や身体のバランスのもとになるものです。

良好なアライメントは、骨や関節が本来の機能を発揮できる最適な位置関係にあり、身体のバランスがとれた状態です。

 

静的アライメント

アライメントには動的アライメントと静的アライメントがあります。

動的アライメントは身体が動いている状態、静的アライメントは静止した状態でのアライメントのことです。
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マルアライメント

アライメント不良のことで、骨格や関節の位置関係が良好なアライメントから外れている状態を指します。

静止した状態でみるものを静的マルアライメント、動いている状態でみるものを動的マルアライメントといいます。

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静的マルアライメント
静止した状態でみるアライメント不良のことを静的マルアライメントといいます。
静的マルアライメントには、骨折や変形などに伴う不可逆的なものと、筋やその他組織の状態などによって変化しうる可逆的なものがあります。

例えば、脊柱の側弯には、骨に構造的な変化のある構築性側弯(不可逆的)と、姿勢や組織の状態によって変化する機能性側弯(可逆的)があります。

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骨の偏位

骨が隣接する骨から相対的に偏った位置にある状態を指します。

骨折のような骨の損傷、骨の変形、関節包・靱帯などの損傷を伴わずに生じる機能的なズレです。​​

骨の偏位がみられるのは、可逆的な静的マルアライメントになります。

アライメント
静的アライメント
骨の偏位
マルアライメント
静的マルアライメント

MobilisAlign Approachとは
MobilisAlignの概念に基づき、組織の可動性(アソビ)を取り戻すことにより身体の静的アライメントを整えて、動きやすく機能しやすい本来の身体に近づけることを目指すアプローチです。

 

その特徴は、可逆的な静的マルアライメント、すなわち骨の偏位がある場合には、痛みや不調のある患部にアプローチする前にまず骨の偏位を改善し、良好な静的アライメントを取り戻すことを優先させる点にあります。

 

問診や複数の評価から骨の偏位の状態を把握し、その要因と考えられる筋の短縮や組織の癒着など、可動性が低下した組織をターゲットとします。

 

なお、MobilisAlign Approachでは骨の偏位の改善を試みますが、その評価では歩行などの動的マルアライメントを確認することもあります。

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​※この概念やアプローチについては、2024年にAri's Labで公開済みですが、今回、MobilisAlignという名前をつけて新たに公開しました。

MobilisAlign 開発の経緯

クリニックや施術室などで行う臨床では、問診や評価から病態を推定した上で、さらに痛みや不調の背景には何があるのか、どこに改善すべき要因があるのかを機能解剖学をベースに追求してきました。

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その中で、痛みや不調には骨の偏位が関連するケースが意外と多いことに気づき、静的アライメントを整えることの重要性を感じるようになりました。

一方で、以前から、静的アライメントを整えることは、骨盤矯正や肩甲骨はがしのように、骨の偏位そのものを直接戻すことではないと考えていました。

では、骨の偏位を改善するにはどのようなアプローチが効果的なのでしょうか。

そもそも骨の偏位はなぜ起きるのかでしょうか。

​

機能解剖学的な視点で検証・評価を積み重ねる中で、骨の偏位には筋の短縮や組織の癒着など、組織の可動性低下が影響しているのではないか、と考えるようになりました。

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さらに、骨の偏位は隣接した組織の影響のみではなく、離れた位置にある組織からも影響を受ける可能性があることにも気づきました。

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このような考え方に基づいてアプローチすることで、これまで改善が難しいと感じていた症状に変化がみられたり、より短時間で変化を感じられることが増えました。

また、改善した症状が維持されているケースも経験するようになりました。

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このように、これまで臨床で得られた経験だけではなく、これまで学んできた知識(現代医学的・東洋医学的な考え方)を機能解剖学的な視点から矛盾なく解釈できる考え方として形になった概念がMobilisAlignです。​

MobilisAlignでアプローチしている症状や疾患
肩こり(巻き肩・猫背)、肩関節周囲炎、肩関節インピンジメント症候群、胸郭出口症候群、胸部痛、背部痛、腰痛、殿部痛、股関節周囲炎、大転子部痛症候群(大転子周囲炎)、鵞足炎、膝蓋靱帯障害・膝蓋大腿関節障害、足底腱膜炎、足関節後方インピンジメント症候群など。

※これらの症状や疾患に対し、静的マルアライメントがある場合には、MobilisAlignの考え方の基づき、まずマルアライメントの改善を試みています。
ただし、症状や疾患そのものがMobilisAlignによってすべてよくなるという意味ではありません。​

MobilisAlignのメカニズム|機能解剖学的考察(仮説)
MobilisAlignでは、筋短縮や癒着などによって生じる持続的な牽引力が、筋膜などの組織を介して近くの骨だけではなく遠く離れた骨にも影響を及ぼし、それが骨の偏位を生じさせ、全身の静的アライメントに影響するのではないか、との仮説を持っています。

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この図を使って仮説を説明します。

実際は三次元方向に動きがありますが、この図ではわかりやすいように上下方向の動きに限定し、上方向の骨の可動性(アソビ)を強調して示したイメージ図です。

肩甲骨と骨盤のマルアライメント・アライメント図

左側の静的マルアライメントの図では、下肢の筋短縮によって生じる持続的な牽引ストレス(赤矢印)が、筋膜などの組織を介して骨盤、肩甲骨に伝わり、下方向に牽引されて偏位しているイメージを示しています。

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右側の良好な静的アライメントでは、下肢の筋短縮が改善されて長さが戻り、それに伴い骨盤や肩甲骨の位置も元に戻っているイメージを示しています。

​​​

静的マルアライメントの状態では、肩甲骨や骨盤は下方向に牽引され続けているため、上方向への骨のアソビ(青矢印)が小さくなっています。

一方、静的アライメントが整った状態では、上方向への本来の骨のアソビ(青矢印)が戻って、上方向への本来の動きが出ているイメージを示しています。

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このように、MobilisAlignでは、筋短縮や癒着による持続的な牽引力が静的マルアライメントの一因になるとの仮説のもと、静的アライメント改善に向けて、筋短縮や癒着などにより可動性が低下した組織へアプローチしています。

今後の夢

今後の夢は、このMobilisAlignについて臨床と研究を進め、多くの方に納得していただけるエビデンス(科学的根拠)を構築し、さまざまな方に役立てていただける形へと育てることです。

施術前後で、筋の長さや筋・筋膜などの組織の状態、骨の偏位にどのような変化があり、それらが全身のマルアライメントにどのように影響しているのか。

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​臨床で再現性があると感じているこれらの変化を、画像や数値によって示すことができれば、MobilisAlignの考え方を客観的に検証するための説得力のあるデータになると考えています。
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先行研究の調査から、研究を進める価値があり、適切な解析手段が見つかれば、症例報告から着手したいと考えています。
そして、理解者や賛同者を増やし、本格的な研究につなげていきたいと考えています。

また、MobilisAlignのアプローチは、鍼灸で遠隔治療といわれる東洋医学的なアプローチと共通する一面があると感じています。


将来的には、MobilisAlignの研究を通じて、そのような東洋医学的なアプローチを科学的に解明する一助となる研究にも発展させることができたら…。
MobilisAlignが効果的な疾患について研究を積み重ね、大規模な研究へと発展し、いつか標準的な治療の1つとして医療に役立てられるようになったら…。
そんな夢も持っています。​

プロフィール


湯浅 安理

MobilisAlign Lab主宰

 

学位
博士(スポーツ医学)

筑波大学大学院 総合科学研究科 スポーツ医学専攻 3年制博士課程修了
 

修士(理学)

上智大学大学院 理工学研究科 化学専攻 博士前期課程修了

 

資格

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)
神奈川衛生学園専門学校 医療専門課程 東洋医療総合学科修了

臨床歴
2009年~ 筑波技術大学付属東西医学統合医療センターにて鍼灸の卒後研修
2011年~ 呉竹学園東洋医学臨床研究所勤務(主にアスリートへの鍼灸施術)

2013年~ 脳神経外科・整形外科のクリニック勤務​


アスリートのサポート活動

日本水中スポーツ連盟 科学・技術委員
水泳連盟関連組織 トレーナー会議メンバー

所属学会
日本臨床スポーツ医学会、全日本鍼灸学会、日本東洋医学系物理療法学会など

 

公開:2026年10月8日
最終更新:2026年10月8日

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